【Unity】スペースキーで弾を発射する大砲（GameObject）を作成する方法

2021年5月9日2022年6月1日Unity

スペースキーで弾を発射する大砲（GameObject）を作る方法を紹介します。

1. 完成動作
2. 大砲（GameObject）を作成
3. 弾を作成
4. 弾をPrefab化
5. スペースキーで弾を発射するスクリプトを作成
6. スクリプトを弾を発射させたいブロック（GameObject）にアタッチ
7. 弾を発射させたいブロック（GameObject）にアタッチしたFireBulletの項目に値を設定
8. 完成

完成動作

スペースキーを押下すると弾が発射される。

大砲（GameObject）を作成

1．例として以下のように組み合わせて砲台を作ります。
　親：Launcher（赤いCube）
　子：Muzzle（黄色いCylinder）Z軸の方向を向くようにする。
　子：FiringPoint（空のGameObject）Muzzleの先端らへんに作成する。下の2番目の画像を参照

弾を作成

1．Sphereを作成して、"Bullet"という名前に変更する。
　（わかりやすいようにMaterialで青色にしてます。弾の大きさは良い感じに変える。）

2．"Bullet"にRigidBodyを付ける。（弾が飛ぶ動作をRigidBodyを使って実装するため。）

弾をPrefab化

1．作成した"Bullet"をAssetsにドラックアンドドロップして、Prefab化する。

2．Hierarchy欄のBulletを削除（or非表示）にする。

※非表示の場合は以下のように、チェックボックスの✔を外す。

※今回は削除した。

スペースキーで弾を発射するスクリプトを作成

1．FireBullet.csという名前のスクリプトを作成して、以下のコードを記載する。

using UnityEngine;

public class FireBullet : MonoBehaviour
{
    [SerializeField]
    [Tooltip("弾の発射場所")]
    private GameObject firingPoint;

    [SerializeField]
    [Tooltip("弾")]
    private GameObject bullet;

    [SerializeField]
    [Tooltip("弾の速さ")]
    private float speed = 30f;

    // Update is called once per frame
    void Update()
    {
        // スペースキーが押されたかを判定
        if (Input.GetKeyDown(KeyCode.Space))
        {
            // 弾を発射する
            LauncherShot();
        }
    }

    /// <summary>
	/// 弾の発射
	/// </summary>
    private void LauncherShot()
    {
        // 弾を発射する場所を取得
        Vector3 bulletPosition = firingPoint.transform.position;
        // 上で取得した場所に、"bullet"のPrefabを出現させる
        GameObject newBall = Instantiate(bullet, bulletPosition, transform.rotation);
        // 出現させたボールのforward(z軸方向)
        Vector3 direction = newBall.transform.forward;
        // 弾の発射方向にnewBallのz方向(ローカル座標)を入れ、弾オブジェクトのrigidbodyに衝撃力を加える
        newBall.GetComponent<Rigidbody>().AddForce(direction * speed, ForceMode.Impulse);
        // 出現させたボールの名前を"bullet"に変更
        newBall.name = bullet.name;
        // 出現させたボールを0.8秒後に消す
        Destroy(newBall, 0.8f);
    }
}