【Unity】Visual Scriptingでプレイヤーが消えたら復活させる方法（リプレイ機能）
Unity2021から標準パッケージとなった"Visual Scripting（ビジュアルスクリプティング）"（旧Bolt）を使用して、プレイヤー（"Player"タグが付いたゲームオブジェクト）が消えると初めからやり直す（リプレイ）方法を紹介します。
完成動作
プレイヤー（Shpere）がCylinder（赤）に当たったらプレイヤーが消えて、その後復活します。
作り方
1．シーンに各オブジェクトを配置
1－1．以下のように配置する。床をPlane、プレイヤーをSphere（青）、プレイヤーが当たったらプレイヤーを消すゲームオブジェクトをCylinder（赤）とした。
※床を斜めにし、プレイヤーが転がっていくと、Cylinderに当たるような位置にする。
2．プレイヤーが当たったらプレイヤーを消すビジュアルスクリプトを作成
2-1．Cylinderに"Script Machine"コンポーネントを追加
2-2．"Graph"プロパティの"New"ボタンを押下
2-3．ファイルの保存ダイアログが開かれるので任意の場所にDestroyPlayerという名前で保存する。
2-4．"Edit Graph"ボタンを押下して、以下のようにグラフを作成する。
3．プレイヤー（Sphere）の設定
3-1．Sphereに"Rigidbody"コンポーネントを追加（Sphereが転がるようにするため）
3-2．Sphereのtagを"Player"にする。
3-3．Sphereをプレハブ化（シーンから消えた後に、プレハブから復活できるようにするため）
以下のように任意のフォルダにSphereをドラッグアンドドロップするとプレハブ化できる。
4．プレイヤーが消えたら、復活（リプレイ）するビジュアルスクリプトを作成
4-1．空のゲームオブジェクト（Create Empty）を作成
4-2．名前を"GameManager"にする。
4-3．GameManagerに"Script Machine"コンポーネントを追加
4-2．"Graph"プロパティの"New"ボタンを押下
4-3．ファイルの保存ダイアログが開かれるので任意の場所にReplayPlayerという名前で保存する。
4-4．"Edit Graph"ボタンを押下して、以下のようにグラフを作成する。
＜4-4の補足＞
4-4-1．以下の部分のOriginalの値のSphereは、3-3で作成したSphereのプレハブを選択する。
4-4-2．以下の名前はSphereに設定しないと、無限にSphereが出てきてしまう。（プレハブからInstantiateで作成されたSphereの名前は、「Sphere(Clone)」という名前のため明示的に名前を「Sphere」とする必要がある）
どういうことかはこの"Set Name"のユニットを削除してゲームを実行すればわかります。
完成
プレイヤー（Sphere）がCylinder（赤）に当たったらプレイヤーが消えた後、再度最初の場所から復活（リプレイ）する。